※この記事は、MIMORI LABで2026年9月にSearch ConsoleとGA4の連携を確認したときの初期記録をもとにした実験メモです。表示回数、クリック、サイト訪問、広告クリック、購入・成果はそれぞれ別の数字です。初期の数値から、検索順位・読者の評価・収益性を断定するものではありません。
ブログを公開して、Search ConsoleもGA4も入れた。
でも画面を開くと、数字とメニューが多い。
Search Consoleには「表示回数」「クリック」「平均掲載順位」。GA4には「ユーザー」「セッション」「イベント」。
……で、今週は何を見ればいいんだろう。
私も、MIMORI LABを公開してから同じところで止まりました。
数字を眺めて「たぶんまだ少ない」で閉じる。
どの数字が増えたら何を直すのか、最初は決めていなかったからです。
結論からいうと、二つのツールは競争相手ではありません。
Search Consoleは、Google検索の中で記事がどう見つかったかを見る場所。
GA4は、サイトに来たあとに何が起きたかを見る場所。
まずはこの役割だけ分けて、週に一度、少ない項目を同じ順番で確認します。
数字が小さいうちは、改善を急ぐより「今はどこまで観測できる状態か」を残すほうが役に立つことがあります。
最初に結論|二つのツールで見る場所は違う

| 確認したいこと | 先に見る場所 | 代表的な数字 | その数字だけでは言えないこと |
|---|---|---|---|
| Google検索に記事が出ているか | Search Console | 表示回数、検索クエリ、平均掲載順位 | 読み込まれた、売れた |
| Google検索から記事が押されたか | Search Console | クリック、CTR、流入したページ | 記事の中身に満足した |
| サイト内で何が読まれたか | GA4 | ユーザー、セッション、ページ表示、エンゲージメント | Google検索で見つけられた理由 |
| 次の行動が起きたか | GA4(イベント設定後) | 内部リンク、広告リンク、診断開始などのイベント | 購入・承認済み成果 |
| 直接の成果が出たか | ASP・販売サービス・決済画面 | 発生成果、承認成果、購入、返金 | 他の記事でも再現する |
ここを混ぜると、少し危ないです。
表示回数が増えたから「需要がある」と決める。広告リンクが押されたから「成約した」と言う。GA4のユーザー数が増えたから「検索で評価された」と考える。
どれも、途中の一場面だけを見て結論を急いでいます。
小さなブログの最初の仕事は、売上の答えを急ぐことではなく、どこまで届いたか、どこで止まったかを分けて見えるようにすることだと思っています。
Search Consoleは「検索結果に置けたか」を見る
Search Consoleの検索パフォーマンスレポートでは、Google検索でのクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を確認できます。
クエリ、ページ、国、デバイスなどで分けて見ることもできます。
初心者のうちは、まずこの四つの意味だけで十分です。
| 数字 | 何を表すか | 最初の受け取り方 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果でサイトが表示された回数 | Googleがどの言葉と記事を結びつけ始めたかを見る手がかり |
| クリック数 | 検索結果からサイトが押された回数 | 検索結果から記事へ来た記録 |
| CTR | クリック数 ÷ 表示回数 | 母数が小さいうちは、上下しても結論を急がない |
| 平均掲載順位 | 表示されたときの上位結果の平均的位置 | 一回の順位当てではなく、期間ごとの変化を見る |
平均掲載順位は、検索する人の場所、端末、検索履歴、検索結果の見え方などで変わります。
Googleも、絶対的な順位より時間による変化、特に大きな変化を見ることを勧めています。
なので、「平均13位だった。あと3位上げれば勝ち」のように一つの数字を追いかけすぎない。
今週表示されたクエリは何か。どの記事が検索結果に置かれ始めたか。先週より表示が急に落ちていないか。
最初は、そこを見ます。
GA4は「来たあとに何が起きたか」を見る
GA4では、サイトを訪れたユーザー数、セッション、流入元、ページ表示、エンゲージメントなどを確認します。
Search Consoleだけでは、「Google検索に表示されて、クリックされた」までは分かっても、その人が記事をすぐ閉じたのか、別の記事へ進んだのか、診断ページを開いたのかまでは分かりません。
そこでGA4を見ます。
ただし、GA4の数字には、運営者本人の確認アクセスやテストアクセスが混ざることがあります。
特に公開直後の小さなサイトでは、3人という数字を見て「読者が3人来た」とは言い切れません。
| GA4で見るもの | 分かること | 今は分からないこと |
|---|---|---|
| ユーザー・セッション | サイトへ来たアクセスの規模 | 全員が新しい読者か、検索だけが理由か |
| 流入チャネル | 検索、SNS、直接などの入口の傾向 | その流入が継続するか |
| よく見られたページ | 初期に読まれたページの手がかり | 記事が役に立ったか、売上につながるか |
| エンゲージメント | すぐ離れたか以外の行動を考える材料 | 内容への満足度そのもの |
| 設定したイベント | 内部リンクや広告リンクなど、定義した行動 | 購入や承認済みの成果 |
内部リンク、診断開始、広告リンクのように、自分で追いたい任意の「イベント」は、設定して初めて記録できます。
たとえば、内部リンククリック、診断開始、広告リンククリックを見たいなら、それぞれをイベントとして定義し、テストしておく必要があります。
設定していない状態で「広告リンクが何回押されたか」は、あとからは分かりません。
だから私は、最初からたくさんのイベントを増やすより、まずは次の三つで足ります。
- 関連記事への内部リンククリック
- 診断ページを開くクリック
- 広告リンクまたは商品ページへのクリック
まだ販売導線がない記事なら、3番目は無理に置かなくて大丈夫です。
読者に必要なものがないのに、計測のためだけにリンクを増やすと、記事が散らかります。
MIMORI LABの初期データは、いま「観測を始められた」段階
2026年9月5日に確認したMIMORI LABのSearch Consoleでは、直近3か月の合計で表示回数20、クリック0、平均掲載順位13.1でした。
この数字だけを見ると、0クリックなので少し静かですw
でも、今の段階で言えるのは、少なくとも一部の記事がGoogle検索に表示され始め、検索クエリの記録が出始めたことまでです。
クリックが0件なので、CTRや流入ページの良し悪しを判断できる母数にはまだ届いていません。
GA4では、直近7日間に基本イベントである first_visit、page_view、session_start が記録されていました。これは計測タグが動作している確認には使えます。
ただし、初期のアクセスには運営者の確認も混ざり得るため、読者行動や記事評価の結論には使いません。
| 今回の初期記録 | 確認できたこと | まだ判断しないこと |
|---|---|---|
| Search Console:表示回数20、クリック0、平均掲載順位13.1 | 検索結果に表示された記録がある | どの記事が伸びるか、需要があるか |
| Search Console:サイトマップ正常読み込み | 検索エンジンへページ一覧を渡す経路が動いている | 全ページがすぐに評価されること |
| GA4:基本イベントを確認 | サイト計測の土台が動いている | 読者数、読了、成果 |
| GA4とSearch Consoleの連携 | 検索クエリとランディングページを横断して見られる準備ができた | 連携直後に十分な分析データがそろうこと |
Search ConsoleとGA4を連携すると、GA4側で「Googleオーガニック検索クエリ」と「Googleオーガニック検索トラフィック」のレポートを利用できます。
ただし、Search Consoleが収集したデータは、利用可能になるまで約48時間かかる案内です。
連携した当日に空欄でも、設定ミスと決めつけないほうがよさそうです。
週1回なら、この順番だけ見る
毎日数字を見ると、公開直後の小さな変化に意味を付けすぎやすい。
私は週1回、10〜15分だけ次の順で確認する形にしました。
1|Search Consoleで「検索に置けているか」を見る
- 期間を直近7日間にする
- 前の7日間と比較する
- 表示回数とクリック数を確認する
- クエリを見て、意図しない言葉ばかりで表示されていないかを見る
- ページを見て、表示が増えた/急に落ちた記事がないかを確認する
ここでの改善候補は、記事を増やすことだけではありません。
意図と違うクエリで出ているなら、タイトルや導入文を読み返す。似た記事が二つあるなら、統合や内部リンクの見直しを保留リストへ入れる。
数字がほとんどないなら、今週は記録だけ残して次の記事を公開する。
2|GA4で「来た人がどの入口を通ったか」を見る
- ユーザーとセッションを、前週と比べる
- 流入チャネルをざっくり見る
- よく見られたページを確認する
- 自分のテストアクセスが多かった週は、メモしておく
この時点では、「SNSより検索が強い」といった判定はしません。
数件のアクセスでは、たまたま自分が確認した回数や、1回のシェアでも大きく動くからです。
ここでやるのは、入口ごとにページを分けておくことです。Pinterestから来た人が多そうなら、ピンのリンク先を確認する。
Threadsから来た人がいたなら、どの記事を案内した投稿だったかを残す。
3|イベントは「設定済みのものだけ」を見る
内部リンク、診断、広告リンクのクリックをイベント設定している場合は、ここで確認します。
イベントが0件でも、すぐCTAを強くしない。表示や流入が少ないなら、そもそも記事まで届いていないだけかもしれません。
反対にクリックが出ても、購入や承認済み成果と同じ意味にはなりません。
クリックは「次を見ようとした」記録です。成果は、ASPや販売サービス側で別に確認します。
4|最後に、今週やることを一つだけ決める
数字を見た後、改善案を10個出すと翌週には何も分からなくなります。
私は、変更するなら一つだけにします。
| 見えた状態 | 今週の小さな対応例 |
|---|---|
| 表示がほぼない | 記録を残し、関連する次の記事を1本公開する |
| 表示はあるがクリックがない | タイトルと導入文が検索意図に合っているか読み直す |
| クリックはあるが次ページへ進まれない | 関連記事リンクを一つだけ、本文中の自然な位置に置く |
| SNSからの訪問だけある | 投稿文とリンク先の記事の約束が合っているか確認する |
| 自分のアクセスが多い | 数字を評価せず、イベントと計測の動作確認として記録する |
「表示がないからタイトルを変える」「クリックがないから記事を全部書き直す」と、一回の週次確認だけで動かさない。
小さなサイトほど、数字が一件増えただけで比率が大きく変わります。
迷ったときは、数字ではなく読者の順番へ戻る
計測ツールを開くと、数字が正解のように見えてきます。
でも読者が通る順番は、もう少し単純です。
Google検索やSNSで見つける
↓
記事を開く
↓
関連する記事・診断・商品を必要なら見る
↓
購入・申込み・保存など、本人に合う行動を選ぶ
Search Consoleは主に一段目、GA4は二段目から三段目の一部、ASPや販売サービスは最後の成果確認を見る場所です。
どの数字が増えたかより、「今、どの段階の記録が取れていないか」を見たほうが、次にやることが決まりやすい。
MIMORI LABも、まだ表示回数20・クリック0の段階です。
だから今はタイトルを十回変えるより、記事を増やし、Pinterestや投稿からの入口を小さく作り、計測の基準を残します。
数字が増えたら、そのとき初めて、どの記事を深く直すかを考えます。
まとめ|最初は「成果」より、観測できる状態を作る
Search Consoleは、Google検索で見つかったかを見る場所。GA4は、サイトへ来たあとに何が起きたかを見る場所です。
二つを連携すると、検索クエリ、ランディングページ、その後の行動を同じ流れで確認しやすくなります。
ただし、公開直後の少ない数字から、読者の評価や収益性は決められません。
最初の週にやることは、成果を急いで判定することではなく、次の四つです。
- 検索結果に表示された記録があるかを見る
- どの記事が入口になり始めたかを見る
- 設定したイベントが正しく動いているかを確かめる
- 次の1週間で変えることを一つだけ決める
数字は、ブログを採点するためだけのものではありません。
「次に何を試すか」を、勘だけで決めないための記録です。
私はしばらく、週1回この順番で見て、記事・Pinterest・投稿のどこを続けるかを小さく決めていこうと思います。
