※この記事の構築状況・実験条件・数値は運営者自身の記録です。第三者による監査は受けていません。結果が出る前のため、AI自動運営でアクセスや収益が得られることを示す記事ではありません。
「AIに稼げるジャンルを選ばせて、記事も書かせて、公開まで自動にしたらどうなるんだろう?」
気になる。でも、その問いだけだと少し雑です。
AIが選んだジャンルがそもそも合っていたのか。事前調査に時間をかけた方がよかったのか。記事の品質が足りないのか。公開の自動化で崩れたのか。検索環境そのものが動いたのか。
一つの自動ブログだけを見ても、どこが理由だったのか分かりません。
そこで2026年は、新規ドメインのブログを二つ使い、最初のジャンル選定・戦略設計だけを変え、そこから先はできるだけ同じ条件で運営する比較実験を始めます。
目標は「AIブログは稼げる」と言うことではありません。
AIがどこまで人間のブログ運営を代わりにできるのか、どの工程に人の判断が残るのかを、実サイトで記録することです。
Mimori初めてのシステムだったため、記事執筆に辿り着くまでに1日仕事になりました💦 最初の構築はなかなか手間がかかりましたw
結論:比べたいのはAIの文章力だけではない
今回見るのは、次の五つが重なった時に何が起きるかです。
| 見るもの | 確かめたいこと |
|---|---|
| ジャンル選定 | 最初の選び方の違いが、後の表示や成果にどう出るか |
| 事前リサーチ | 徹底調査にかけた時間が、実運用で意味を持つか |
| AIの記事制作 | リサーチ・構成・執筆・整形を、どこまで品質を落とさず進められるか |
| 自動運営 | 公開・内部リンク・メタ情報・既存記事更新まで、安定して動くか |
| 検索環境 | 同じ期間に、新規サイトがどのようにクロール・表示・クリックされるか |
つまり「AIで記事を作ったら順位が出るか」だけの実験ではありません。
たとえばAとBで差が出た時、記事生成AIの性能より、最初のジャンル選定や記事設計が効いていた可能性があります。
反対に差が小さければ、徹底調査の量だけでは説明できないことも残ります。
どちらに転んでも、後から見返せる条件を残す方を優先します。
比較する二つの始め方


実験A|ノウハウちっく版
実験Aは、よくある「AIに稼げるジャンルを出してもらい、その中から一つを選んでブログを作る」流れを、そのまま再現する側です。
最初にAIへ、2026年に個人が新規ブログで取り組みやすいジャンルを10個出してもらいます。次に、その候補の中から一つをAI側に選ばせ、そのテーマで実際に行けるかを確認させます。
その結果、生成AIを仕事・副業・個人ビジネスの効率化に使う領域と、関連するAI・SaaSツールの比較に絞りました。人間側が「競合が強そう」と感じても、ここでは後からジャンルを選び直しません。
つまり、AIが出した候補を人間が都合よく再調査して、いちばん安心なテーマに差し替える実験ではありません。AIが10個出す→AIが一つを選ぶ→そのジャンルで本当に新規サイトを立ち上げるところまでを、一つの検証条件にしています。
そこから先のサイト構造、記事企画、30〜50記事の設計、実装、公開フローは、できるだけAI側に任せます。
実験B|しっかりジャンル調査版
実験Bは、複数の新規ブログ候補について、市場、競合、検索需要、ASP案件、承認条件、広告主の継続性、代替案件、将来性を先に確認する側です。
調査の結果、条件付きでもGOと判断できたテーマだけを採用します。
ただし、Bだけ人間が毎回きれいに直すと比較になりません。
ジャンルが決まった後のサイト制作、記事生成、公開頻度、自動化、計測、収益化方法は、Aとなるべくそろえます。
| 条件 | 実験A | 実験B |
|---|---|---|
| ジャンルの決め方 | AIの選定をそのまま採用する | 事前の徹底調査をもとに選ぶ |
| ジャンル決定後の制作 | できるだけAIへ任せる | できるだけAと同じ条件にする |
| 新規ドメイン・CMS・計測 | そろえる | そろえる |
| 観測期間 | 90日・180日・365日 | 90日・180日・365日 |
| 主に比べるもの | 最初の選定と設計の違い | 最初の選定と設計の違い |
詳しい指示書や、B側の候補ジャンルをそのまま公開する予定はありません。
後から見ても比較できる範囲で、判断条件と実測だけを残します。
自動化する範囲と、今はまだ自動化していない範囲
最終的に試したいのは、次の記事の選択、必要なリサーチ、本文生成、ファクトチェック、装飾、アイキャッチ、カテゴリ・タグ、内部リンク、CTA、メタ情報、CMS登録、公開、既存記事更新までをつなぐ流れです。
ただし、現時点では完全無人運転ではありません。
いまは、人間がClaude Codeへ「デザインを整える」「記事を下書きする」「CMSへ入れる」「公開まで試す」と直接指示し、一連の作業が正常に動くかを確認している段階です。
将来的にClaude APIなどを使った自動化を試す可能性はありますが、その時は自動化に切り替えた日、対象工程、人の介入内容を別に記録します。
途中で人間が入ったことを隠すと、何を比較しているのかが消えてしまうからです。
品質ラインは、自動化の速度より先に置く
完全自動化は、記事数を増やすだけなら比較的やりやすいかもしれません。
でも、今回作りたいのは、同じ検索意図の記事を言い換えて増やすサイトではありません。次の条件を守れるかが、実験の前提です。
| 出さないもの | 守るために入れた確認 |
|---|---|
| 架空の体験談 | 体験・検証の記述に裏取りがあるか確認する |
| 未確認の料金・仕様の断定 | 料金・仕様には出典リンクがあるか確認する |
| 意味の薄いキーワード違い記事 | 類似記事・同一検索意図の重複を確認する |
| 煽りだけの広告導線 | 禁止語・煽り表現・広告表記を確認する |
| 読者に役立たない大量ページ | 構成、内部リンク、CTA、記事の役割を確認する |
実験Aでは、禁止語、煽り表現、体験の裏取り、料金の出典リンク、内部リンク数、タイトル・meta情報、見出し構成、既存記事との重複を確認するQAスクリプトを用意しました。
ただし、チェックを通ったことは、記事が役立つ証明ではありません。
自動チェックは、明らかな抜けを減らすための柵です。本文が薄い、検索意図がずれる、説明が読者に届かないといった問題は、別のレビューで見ます。
Googleも、生成AIを含む自動化で、多数の低価値ページを作り検索順位を操作することは、スケーリングされたコンテンツの不正利用に当たると案内しています。
作り方がAIか人かではなく、読者の役に立つ内容なのか、順位操作が主目的なのかが問題になります。
この実験では、AIを使うこと自体を評価対象にしつつ、低価値な量産を成功扱いしないことも同時に守ります。
今終わったところ|実験Aの立ち上げ記録
ここからは、2026年8月27日時点の運営者記録です。
実験Aでは、新規ドメイン、Cloudflare、EmDash、Claude Codeを使う構成を選びました。
EmDashはWordPressの代わりとなるCMSとして使い、Astroベースの初期テーマを調整しています。
Cloudflare側ではD1、R2、KV、Workersなどの機能を使う構成です。
| 項目 | 現在までに行ったこと |
|---|---|
| インフラ | Cloudflareの設定、GitHubの非公開リポジトリ作成、新規ドメインの接続、EmDashのデプロイ |
| コンテンツ設計 | 生成AI×実務・副業効率化のテーマを確定。6カテゴリ、43記事分のキーワード・悩み・記事タイプ・内部リンク先・案件候補を一覧化 |
| 案件の確認 | Notta、Gamma、Transcope、CapCut、Perplexity、freeeなど、実在するASP経由の候補を確認。存在を確認できない候補は外した |
| 品質フロー | リサーチ→構成→執筆→品質再チェック→最終確認、の5段階を標準化 |
| CMS | 補足・手順・注意・出典・比較表・広告CTAの6種類のカスタムブロックを実装。広告を含む記事にはPR表示を自動で出す設定 |
| 分析 | GA4、Search Console、サイトマップを設定。スクロール、目次、広告リンク、内部リンクのイベントを計測する準備 |
| 必須ページ | 運営者情報、プライバシーポリシー、免責事項、広告表記、お問い合わせを作成 |
| デザイン | 初期テーマを、暖色のオフホワイトとネイビーを基調にした日本語メディア向けの見た目へ調整 |
記事は2本公開済みです。
1本目では、カテゴリが未設定になる不具合が見つかり、公開後に修正しました。
2本目では、初稿の本文が想定より短かったため、リサーチを足してから再確認し、本文を加筆しました。
これは「AIで公開までできた」という成功談ではありません。むしろ、公開フローの中で、カテゴリ設定と本文の密度という二つの抜けが見つかった記録です。
現在は、最初の3記事を人が確認するフェーズのうち、残り1記事です。
3記事目の確認を終えた後、ハウツー・課題解決の記事に限って自動投稿フローへ移る予定です。
これから見る数字と、まだ成果と呼ばない数字
観測するのは、インデックス率、Search Consoleの表示回数・クリック・平均順位、流入が出た記事数、TOP10・TOP20入り記事数、アフィリエイトクリック、発生成果、収益、維持費です。
ただし、表示回数、平均順位、クリック、アフィリエイトクリックは同じ意味ではありません。
| 段階 | 見るもの | まだ言えないこと |
|---|---|---|
| 検索に置けたか | インデックス率、表示記事数 | 需要がある、収益化できる |
| 読まれたか | 表示回数、クリック、流入記事数 | 商品や広告が選ばれる |
| 選択が起きたか | 広告リンククリック、商品ページ遷移 | 発生成果、利益が出た |
| 直接の成果 | 承認済み成果、収益、維持費 | 他ジャンルや翌年にも再現する |
最初から月10万円を成功ラインにはしません。
まずは、ドメイン代を自力で回収できるか。次に、CloudflareやAPIの維持費まで含めて回収できるか。そこを越えて初めて「完全自動ブログとして残す理由があるか」を考えます。
利益が出なければ、実験は失敗として消すのではなく、どの段階で止まったかを残します。
召されても実験データになる、くらいの気持ちでいきます🤣
2026年の結果は、2027年・2028年と比べる
この実験は、2026年だけで結論を出す予定ではありません。
2027年、2028年にも可能なら新規ドメインから近い条件で試し、その年のAIと検索環境では、どこまで自動運営が成立するかを見ます。
これはAIモデルだけの進化を測るものではありません。
Googleの検索環境、AI検索の見え方、広告案件、CMSやAPIの仕様も変わります。
実際にGoogle Search Status Dashboardでは、2026年8月18日から21日にかけて、全言語・全世界を対象としたスパムアップデートが実施されたことが確認できます。
ただし、更新時期にサイトの表示が動いたとしても、「AI自動投稿だから落とされた」とは断定しません。新規サイトであること、記事数、クロール状況、検索意図、競合、複数の更新要因が重なるからです。
運営者が1記事あたり5分だけ整形・確認する形と、完全無人の形を比べる実験も、将来の候補として残しています。
まとめ|AIに任せるほど、人間の判断を記録する
AIに記事を書かせること自体は、もう珍しくありません。
だからこそ、「どこまで任せたか」「どの条件をそろえたか」「どこで人が入ったか」「何を成果として数えなかったか」を残します。
実験AとBの差は、AIの能力だけでなく、最初の調査・ジャンル選定・設計の価値を見る材料になります。
現時点で公開済みなのは実験Aの2記事だけ。ここから3記事目の手動確認、自動投稿フロー、90日・180日・365日の観測へ進みます。
数字が出たら、都合のよい部分だけでなく、止まった工程も実験ログとして更新します。



AIの進化は凄まじいので今年失敗しても、もしかしたら来年は普通に運用できるようになるかもしれない!定期的に実験していきたいです。

