Pinterestを調べ始めると、「検索流入が狙える」「投稿が長く見られる」といった言葉がたくさん出てきます。
それで、気づくとボードを作る。テンプレートを探す。デザインの参考も保存する。まだブログの記事は数本なのに、ピンの下書きだけが増えていく。
いや、入口を増やす前に、まず入口の先を整えよう?となるやつです。
MIMORI LABでは、Pinterestを「交流をしなくてよい魔法の媒体」とは考えていません。画像を作る、タイトルを考える、リンク先の記事を整える、数字を記録する作業は残ります。
ただ、毎日の返信や巡回を主な運用にしなくても、役立つ記事や商品ページを見つけてもらう入口になり得るかは、小さく確かめる価値があります。
そこで、始めるなら最初から大量投稿にはせず、20ピン・90日を一つの実験単位にします。
この記事では、その前に決める条件、記録する数字、続けるか保留するかの判断をまとめます。
結論:20ピンは成果を約束する本数ではなく、比較できる状態を作る本数
20ピン出せば流入が出る、という意味ではありません。
Pinterestは、ビジネスアカウントでアナリティクスを利用でき、インプレッション、保存、アウトバウンドクリックなどを確認できます。
ただし、公式もリアルタイムの数値は推定値で、後から変動する場合があると案内しています。
だから最初に見るのは、「何ピンで何クリックなら成功」といった当てものではありません。
| 最初の20ピンで確認したいこと | 20ピンだけでは、まだ言えないこと |
|---|---|
| 画像を無理なく作れるか | Pinterestが自分のブログに必ず合うか |
| どの切り口のピンが保存・クリックされるか | 保存数が多いテーマは売れるか |
| リンク先の記事がピンの約束に合っているか | 外部クリックがそのまま成果になるか |
| 予約・記録を含めて続けられる作業量か | 90日後にも同じ反応が再現するか |
20という数は、MIMORI LABが「画像の型を複数試し、リンク先も数本に分けて、後から比較できる状態にする」ために置く運営上の区切りです。Pinterest公式の必須本数ではありません。
一枚だけでは、たまたまかどうか分かりません。
反対に、最初から100枚作ると、同じ方向がずれていた時に修正しにくい。
20枚でいったん止まり、90日後に記録を見直す方が、今の小型メディアには合うと考えています。
Pinterestを始める前に、ピンより先に決める3つ
1. 何の記事へ送るピンなのか
ピンの目的を「とりあえずブログへ」とすると、画像の内容もリンク先も散らばります。
最初は、次のどれか一つに寄せます。
| ピンの目的 | リンク先の例 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 悩みの整理 | SNS疲れ、媒体選びの記事 | 表紙の問いに、記事本文が答えているか |
| 手順の補助 | ブログ設計、導線、設定の記事 | 読後に実際の行動へ進めるか |
| 比較・選択 | サーバーや媒体の比較記事 | 誰向けの比較かが明確か |
| 商品の説明 | BOOTHの商品紹介記事・商品ページ | 買う前に対象外や中身を判断できるか |
Pinterest公式も、ピンと明らかに関係する追加コンテンツを提供するランディングページにリンクすることを案内しています。
画像で「ブログの30記事を決める方法」と伝えるなら、リンク先もその話を最初から読める記事にする。
これがずれると、クリックされても「思っていたのと違う」で終わりやすいです。
2. 何を一つだけ変えて比較するのか
最初から、色・文章・画像・ボード・リンク先・投稿時刻を全部変えると、後で何を直せばよいか分からなくなります。
MIMORI LABでは、最初の20ピンを次のように仮置きします。
| 条件 | 初期設定 |
|---|---|
| 本数 | 20ピン |
| 期間 | 公開開始から90日間は、大きな結論を出さずに記録する |
| リンク先 | 4〜5本の基礎・比較・手順記事に絞る |
| デザイン | 2種類のテンプレートを使い、文字量と見出しの違いを比べる |
| 投稿作業 | まとめて作成し、予約できる範囲だけ予約する |
| 変えないこと | ピンのテーマとリンク先の対応関係 |
ここでの「2テンプレート」は、どちらが勝つかを決めるためではありません。
作る負担と、見られ方の違いを残すためです。
片方は「問いを大きく置く表紙」、もう片方は「3項目のチェックリスト」のように、読者が最初に受け取る形を分けます。
色もフォントも毎回変えるより、ミモリラボらしい型を残した方が、制作時間も後から比べやすいです。
3. 90日後に何を見て判断するのか
Pinterestのアナリティクスでは、アウトバウンドクリック数を「Pinterest以外の保存元URLにアクセスした合計回数」として確認できます。リンクを追加した日付から測定される指標です。
でも、クリックだけを見て「集客できた」とは言いません。
リンク先で記事を読まれたか、関連記事へ進まれたか、商品ページを選ぶ人がいたかは別の段階です。
MIMORI LABでは、Pinterest内の反応、ブログへの移動、ブログ内での次の行動を混ぜずに記録します。
| 段階 | 記録するもの | まだ結論にしないこと |
|---|---|---|
| Pinterest内 | インプレッション、保存、アウトバウンドクリック | 需要がある、商品が売れる |
| ブログ到達後 | 該当記事の閲覧、関連ページへの遷移 | Pinterestだけで集客できた |
| 商品・サービスの検討 | 商品ページ到達、広告リンククリック | 購入・申込み・承認済み成果 |
| 作業面 | 一本あたりの制作時間、予約・記録の負担 | 自分に向いている・向いていない |
保存があっても、外部クリックがなければ「画像は参考として残されたが、記事へ進む理由は弱い」のかもしれません。
クリックがあっても、ブログ内で次のページへ進まれなければ、リンク先や導線を確認します。
数字が小さい初期に、良かった・悪かったを急いで決めないことも実験の条件です。
交流を減らしても、作業がゼロになるわけではない
Pinterestは、MIMORI LABにとって「コメント回りを増やすため」の媒体ではありません。
ただし、交流を主な作業にしないことと、何もしなくてよいことは別です。
| 減らせるかもしれない作業 | 残る作業 |
|---|---|
| 毎日の返信・相互交流を中心にした運用 | 読者の悩みを考える |
| その場の反応に合わせて即時投稿すること | リンク先の記事を整える |
| 投稿時刻に毎回ログインすること(予約を使う場合) | ピンの文章・画像・リンクを確認する |
| フォロワー数を追い続けること | 数字と制作時間を記録し、修正する |
SNSが得意な人にとって、交流からテーマや読者の声を得る運用は有力です。
Pinterestを選ぶことが、その方法より上という話ではありません。
MIMORI LABでは、交流量を増やす運用が続きにくい人にとって、別の入口を試す価値があるかを見ます。
その条件が合わなければ、Pinterestを増やさないという結論もありです。
90日後の判定は、GROW・HOLD・STOPの3つで考える
初期の実験は、続けるかやめるかの二択にしない方が記録しやすいです。
| 判定 | 起きている状態の例 | 次にすること |
|---|---|---|
| GROW | 無理のない作業量で、クリックまたはブログ内の遷移につながるピンの傾向が見えた | 同じテーマを少数追加し、リンク先を深める |
| HOLD | 数字が少なく、テーマ・画像・リンク先のどこが理由か分けられない | 本数を増やさず、1〜2条件だけ変えて再確認する |
| STOP | 20本の制作や記録が重く、他の主軸作業を押し出している | 予約を止め、作った型と記録を残す |
「クリックが一度もないから即STOP」とも、「保存が一度あったからGROW」とも決めません。
どのテーマの、どの型のピンが、どの記事へ進まれたのか。制作に何分かかったのか。これを見て初めて、次の20ピンを作る意味があるか考えます。
MIMORI LABは、まだPinterestの実測を公開できる段階ではありません。
運用を始めたら、20ピン・90日という条件、作った本数、リンク先、数字の見方を記録し、結果が少なければ少ないまま残します。
まとめ:Pinterestを増やす前に、比較できる小さな実験を置く
Pinterestは、ブログへの入口候補の一つです。
でも、投稿しただけで必要な人に届くとは限らないし、保存や表示は購入の証拠ではありません。
画像を作る作業も、リンク先を整える作業も残ります。
だから最初は、20ピンを作って90日待つ。そこで、画像の型、リンク先の記事、クリック、ブログ内の遷移、制作負担を分けて見ます。
続ける理由が見えたら増やす。見えなければ保留する。媒体を増やすことより、この判断が残る方を優先します。
自分の条件から、ブログ・Pinterest・noteなどの最初の入口を整理したい方は、非交流型集客ルート診断も使ってみてください。回答はブラウザ内だけで計算し、外部には送信しません。
