※この記事は、MIMORI LABで最初の記事群をつなぐときに使う判断メモです。内部リンクの本数や置き方だけで検索順位・アクセス・収益が決まるものではありません。読者に役立つ関連ページがあるときに、次に読める道を作るための考え方をまとめます。
記事を3本公開したころから、少し困ることがあります。
「関連記事を貼ったほうがいい気がする。でも、どれを貼る?」
「まだ記事が少ないのに、内部リンクって早い?」
「リンクを入れすぎたら、かえって読みにくい?」
新しいブログでは、書いた記事がまだ点のままです。各記事の最後に「こちらもどうぞ」と並べても、読者が何を読むべきかは分かりません。
結論からいうと、内部リンクは記事が少ない段階から置いてよい。ただし、最初は「関連する次の一本」だけで十分です。
リンクはSEO用の飾りではなく、読んだ人が次に確認したいことへ進むための案内。記事が3本でも、答えの続きがあるなら、つないでおく意味があります。
内部リンクは「記事が増えてから」ではなく、関連ページができたときから
Googleは、内部リンクのアンカーテキストに気を配ることで、ユーザーとGoogleがサイトの内容を理解しやすくなり、別ページも見つけやすくなると案内しています。
また、検索で見つけてほしい各ページには、同じサイト内の少なくとも一つ以上の別ページからリンクすることを勧めています。
つまり、「10記事そろうまで内部リンクはしない」というルールは必要ありません。
たとえば、次の3記事があるとします。
- SNS交流が苦手でも、副業集客はできる?
- リプ周りが続かないのは甘えではない
- 週3時間なら、SEO・Pinterest・予約SNS・noteのどれを選ぶ?
1を読んだ人の中には、「交流がしんどいのは自分だけ?」と確認したい人がいるかもしれません。
その人には2が役立つ。
「じゃあ、交流以外に何を試す?」まで考え始めた人には3が役立つ。
この関係があるなら、3記事の段階でもリンクを置けます。記事数ではなく、読み終えた人が次に持つ疑問で決めます。
まずは「次の一本」を決める
新規ブログでやりがちなのが、記事末にカテゴリ内のリンクを5本、6本と並べることです。
選択肢が多いこと自体は悪くありません。でも、初めて来た人には「結局どれ?」となりやすい。
私は最初、各記事に主役のリンクを一つ決めるのがいいと思っています。
| 記事を読んだ人の状態 | 次に案内するもの | リンク文の例 |
|---|---|---|
| 自分の状況を整理したい | 負担や条件を分ける記事 | 「交流が続かない理由を、3つの負担に分けて見てみる」 |
| 方法の間で迷っている | 比較・選択の記事 | 「週3時間ならどの媒体から試すか、条件で整理する」 |
| 具体的に始めたい | 手順・設定の記事 | 「Search ConsoleとGA4で最初に見る数字を確認する」 |
| 読後の選択を後押ししたい | 診断やチェックリスト | 「今の条件から入口を絞る9問診断を試す」 |
リンクを置く前に、「この人は次に何を知れば動ける?」と一度だけ考える。
記事の最後だけに限りません。本文で「ここから先は、媒体を選ぶ話になる」と書いた直後に、該当記事へつなぐほうが自然なこともあります。
「こちら」ではなく、リンク先で分かる言葉にする
リンク文は、クリックをお願いする短いボタンではありません。
Googleは、内部リンクのアンカーテキストを簡潔でリンク先ページに関連するものにするよう案内しています。リンク前に、読者も検索エンジンも「何が読めるページか」を判断しやすくなるからです。
たとえば、次の差です。
| ぼんやりしたリンク文 | 内容が伝わるリンク文 |
|---|---|
| 詳しくはこちら | Pinterestを最初の20ピンで試す90日計画を見る |
| 関連記事 | 投稿自動化と集客自動化の違いを確認する |
| 診断はこちら | 9問で、いま最初に試す集客の入口を絞る |
無理にキーワードを詰め込む必要はありません。「リンク先の記事タイトルをそのまま使う」「何が分かるかを一言足す」くらいで十分です。
記事が少ない時期の、置き方3パターン
記事が少ない時期は、完璧な導線マップを作ろうとしなくて大丈夫です。
1|入口記事から、具体化する記事へ
広い悩みを扱う記事から、次の行動を決める記事へつなぐ形です。
SNS交流が苦手でも副業集客はできる?
→ 週3時間なら、どの媒体を選ぶ?
読者は「できる・できない」だけでは動きにくいので、条件を決める記事を次に置きます。
2|比較記事から、設定・手順の記事へ
方法を選んだ人が、次に手を動かせるようにする形です。
WordPressを始めるならどのレンタルサーバー?
→ 開設後にSearch ConsoleとGA4で最初に見る数字
比較だけで終わらせず、「選んだあとに何をするか」へ進めます。ただし、ブログが合わない人にはサーバーをすすめない。比較記事の中でも、向かない条件を先に書いておきたいところです。
3|実験記録から、前提となる記事へ
「この記事は、何を試している記録なのか」を補う形です。
Pinterestを最初の20ピンで試す90日計画
→ SNS交流が苦手でも副業集客はできる?『待つ集客』の条件と限界
実験ログは数字だけを置くと、初見の人が背景をつかみにくい。
先に思想や条件を説明した記事へ戻れるようにしておくと、途中から来た人も読みやすくなります。
最初の1本は、内部リンクが0本でもいい
「すべての記事に別ページからのリンクがあると分かりやすい」と聞くと、最初の記事にも何か貼らなければと思うかもしれません。
でも、公開済みの記事が一つだけなら、関連しないページへ無理につなぐ理由はありません。
| いまの状態 | すること |
|---|---|
| 1本目で、関連する公開記事がない | リンクなしで公開する。2本目以降で自然な関係ができたら、後から足す |
| 関連しそうでも、読者の次の疑問には答えない | 置かない。カテゴリー一覧やサイト内検索に任せる |
| 関連する公開記事がある | 本文中または結論後に、次の一本として置く |
| 紹介したい商品ページだけがある | 先に無料で役立つ関連記事が必要かを確認する。案内を急がない |
内部リンクは、穴を埋めるための作業ではありません。リンク先が読者に役立つ状態になったときに、過去記事へ戻れば大丈夫です。
カテゴリーやサイドバーがあっても、必要な一本は本文で案内する
カテゴリー一覧やサイドバーの「最近の記事」は、サイトの中を探す入口になります。
ただ、記事を読み終えた人が次に確認したいことがはっきりしているなら、本文中か結論後に一つ案内するほうが迷いにくい。
Googleも、アンカーテキストはリンク前後の文脈を含めて、読者の期待に沿うものにするよう説明しています。
「関連記事を探してください」ではなく、「媒体を選ぶ前に、週3時間で残る作業を比べる」のように、なぜ次に読むのかまで書く。
それで、カテゴリーやサイドバーは補助に回せます。本文のリンクを増やしすぎる必要もありません。
まだ公開していない記事へは、無理につながない
「次はこの記事にリンクする予定」と決めていても、未公開ページのリンクを先に作る必要はありません。
リンク切れや空のリンクは、読んだ人を止めてしまいます。
新しい記事を公開した日に、関係がある過去記事を1〜2本だけ開いて、リンクを追加する。この後付けで十分です。
Googlebotはリンク、サイトマップ、リダイレクトを取得・解析してURL間を移動します。
サイトマップを送っていても、サイト内でたどれる形にしておくことは、読者にも検索エンジンにも分かりやすい設計です。
ここでいう「後付け」は、過去記事を毎回全部更新することではありません。
新記事が、既存記事の「次の疑問」になっているか。そのときだけ戻ってリンクする。これなら、更新作業だけが増えにくいと思います。
リンクの本数に、正解はない
「1記事に内部リンクは何本?」と決めたくなります。
でもGoogleは、1ページあたりの理想的なリンク数はないと説明しています。
リンクが多すぎると感じるなら、実際に多すぎる可能性がある、とも案内しています。
なので、私は最初から「最低3本」のような数合わせはしません。
| 迷ったときの確認 | はいなら置く | いいえなら置かない |
|---|---|---|
| 今読んだ内容の続きとして自然か | 次の疑問を解けるリンク | 話題が急に変わるリンク |
| クリックする前に内容が分かるか | 具体的なリンク文 | 「こちら」「記事」だけの文 |
| 読者が今必要そうか | 本文中または結論後に置く | サイドバー任せにする |
| リンク先は公開・確認済みか | 通常のリンクとして置く | 公開まで保留する |
この表で二つ以上「いいえ」なら、私はいったん外します。
MIMORI LABでの最初の運用ルール
MIMORI LABでは、記事が増えるまでは次のくらいで始めます。
- 新記事を公開したら、関連する既存記事を最大2本だけ探す
- 既存記事の本文または結論後に、次の一本としてリンクする
- リンク文は、リンク先の内容が分かる言葉にする
- リンクを足した日と記事名を、公開記録に残す
- GA4で内部リンククリックを測る設定ができたら、クリック数だけでなく、リンク先で何が読まれたかも確認する
まだGA4の内部リンククリックを設定していないなら、「クリックされない」と判断する材料はありません。先に計測を作るか、当面はリンクを置いた記録だけ残す。
表示回数やリンククリックは、売上・成約の証拠ではありません。でも、読者がどこで次の記事へ進もうとしたかを見るための手がかりにはなります。
まとめ|最初の内部リンクは、サイトを大きく見せるためではない
記事が少ないうちは、内部リンクをたくさん置かなくて大丈夫です。
大事なのは、読んだ人が次に迷いそうな場所に、役立つ一本を置くこと。
公開済みの記事が3本しかなくても、答えの続きがあるならつなぐ。新記事が公開されたら、関係のある過去記事を1〜2本だけ見直す。リンク先が何の記事か分かる言葉で書く。
それだけでも、記事の集まりが少しずつ「読める順番」になっていきます。
私は、最初の10記事がそろうまで、リンク本数を増やすことより、この次の一本が自然かを見ながら整えていくつもりです。
