記事を書き終えるたびに、最後の数行で少し止まることがあります。
「ここにBOOTHの商品を案内していいのかな」
「でも毎回『詳しくはこちら』だけだと、何のための記事末なんだろう」
「関連リンクを三つ置いたら、今度はどれを押せばいいか分からない感じになった……」
CTAは、置けば置くほど強くなるものではないんだよねw
読者が今いる場所と、案内したい次の場所がつながっていなければ、立派なボタンでも急に知らない廊下へ案内されるだけです。
この記事では、小型ブログ・有料note・BOOTH商品・ASP紹介を扱う場合を想定して、記事ごとにCTAを置き分ける考え方と、公開前に一つ決めるための短い確認手順をまとめます。
結論:CTAは「売りたい物」より、読者が次に知りたいことから決める
最初に見るのは、この記事で何を案内したいかではありません。
この記事を読み終えた人は、次に何を知りたいか。何を決めたいか。
ここです。
| 読者の段階 | 記事で起きていること | 先に置きやすいCTA |
|---|---|---|
| まだ状況を知りたい | 悩みの全体像や選択肢を探している | 関連する基礎記事・診断 |
| 方法を比べたい | 自分に合う媒体・商品・進め方を迷っている | 比較記事・選び方記事 |
| 手を動かしたい | 次の作業が分かり、具体的に進めたい | チェックリスト・手順記事・テンプレート |
| 商品やサービスを検討したい | 条件や必要性を確認したい | 商品紹介記事・公式ページ・申込み先 |
たとえば「SNS交流が苦手でも副業集客はできる?」という記事を読んだばかりの人は、まだ「自分はどの入口なら続けられる?」を考えている段階かもしれません。
この直後にブログ設計キットを案内しても、必要な人はいるけれど、多くの人には少し早い。先に診断や、SEO・Pinterest・予約投稿を比べる記事を置いた方が、読者の頭の中の順番に合います。
一方で「最初の30記事をどう設計する?」まで読んだ人なら、次に必要なのは媒体の説明より、実際に一覧へ書き込むための道具かもしれない。そこでは設計キットの案内が自然になってきます。
同じ商品でも、置く記事によって意味が変わるんだよね。
まず記事を4種類に分けてみる
CTAを考えやすくするために、私は記事を大きく四つに分けます。
| 記事の種類 | 役割 | CTAの第一候補 |
|---|---|---|
| 入口記事 | 悩みや状況を言葉にする | 次に読む基礎記事・診断 |
| 比較記事 | 方法や商品を比べ、向き・不向きを整理する | 条件を深掘りする比較記事・公式情報 |
| 実践記事 | 読者が作業を始められるようにする | 手順の続き・テンプレート・チェックリスト |
| 商品接続記事 | 商品やサービスが役立つ理由を具体化する | 商品ページ・公式ページ |
ここでよくあるのが、入口記事にも商品接続記事と同じCTAを置くことです。
たとえば、初めて来た人向けの記事末に毎回「ブログ設計キットを見る」とだけ置く。悪いわけではないけれど、その人がまだブログを始めるかも決めていなければ、案内が一段飛ばしになります。
私「でも、商品を置かないと誰も買わなくない?」
GPTさん「置くことと、最初に押してもらうことは別です」
そう。商品へのリンクを補助として置いてもいい。ただ、主役のCTAは一つに絞り、読者が次に必要な行動へ向けるほうが迷いにくいです。
MIMORI LABなら、こう置き分ける
今のMIMORI LABを例にすると、こんな流れです。
| 今読んでいる記事 | 読者が次に考えやすいこと | 主役のCTA | 補助で置くなら |
|---|---|---|---|
| SNS交流が苦手でも副業集客はできる? | 自分に合う入口はどれ? | 非交流型集客ルート診断 | 4媒体比較の記事 |
| 週3時間ならSEO・Pinterest・予約SNS・note内回遊のどれを選ぶ? | 一つに絞るなら何を基準にする? | SNSを一つに絞る記事 | 診断 |
| ブログの30記事はどう設計する? | 何を書けばいいか一覧にしたい | 待つ集客ブログ設計キットの紹介記事 | BOOTH商品ページ |
| レンタルサーバー3社比較 | WordPressを始める条件を確認したい | 各公式ページ、または始め方記事 | 関連するブログ設計記事 |
「主役のCTA」と「補助リンク」を分けると、末尾が少し静かになります。
商品を案内することを隠す必要はない。
でも、今すぐ買う段階ではない人のために、次の理解へ進む道も残す。MIMORI LABでは、この置き方のほうが合いそうです。
CTAの文は、ボタンの前に一文あると急に自然になる
リンクだけが急に出てくると、読者は「これは広告かな? さっきの話とどうつながるんだろう」と止まりやすいです。
その前に一文だけ、なぜ次にこれが役立つのかを書きます。
入口記事から基礎記事へ
どの媒体を増やすかより、今の作業量で続けられる入口を先に絞りたい方へ。9問の診断で、最初に試すルートを整理できます。
比較記事から実践記事へ
週3時間で一つだけ試すなら、媒体を選んだあとに「最初の4週間で何をするか」まで決めておくと迷いにくいです。
実践記事から商品紹介へ
キーワードを集めたあとで、30記事・内部リンク・CTAの配置を一覧で整理したい方へ。設計キットの中身を確認できます。
商品接続記事から公式ページへ
契約期間やサポートの条件は変わることがあるため、申し込む前に公式ページで最新情報を確認してください。
言葉をやわらかくすることだけが目的ではありません。
読者が「自分に関係あるリンクか」を判断できるようにするための前置きです。
毎回同じ商品を案内してもよいケースもある
ここまで書くと、「毎回CTAを変えなきゃいけないの?」となるけれど、そこまで複雑にしなくて大丈夫です。
同じ商品が、複数の記事の次の行動として自然なら、何度案内してもかまいません。
たとえばブログ設計キットなら、
- ジャンルと出口は決まったが、記事案で止まっている人
- キーワード候補はあるが、優先順位を決められない人
- 内部リンクとCTAを後回しにしている人
には、それぞれ別の記事から案内できます。
ただし、記事ごとに「なぜこの人に今それが必要なのか」は変わります。同じ一文を末尾へ貼り続けるより、前の段落とのつながりだけは書き換えたいところです。
コピー&ペーストのCTAは楽なんだけど、読者の状況までコピーされるわけではないんです。
公開前の30秒チェック:主役のCTAを一つに決める
CTAを置く前に、私はこの三つだけ確認します。
- この記事を読み終えた人が、次にできることを一文で言える?
- その行動にいちばん近いリンクは、一つに絞れている?
- 補助リンクを置くなら、主役のCTAと競合していない?
たとえば、記事末がこうなっていたら少し止まります。
診断する/Pinterestを始める/設計キットを見る/サーバーを比較する
四つとも役立つリンクでも、初めて来た人は「結局どれ?」となりやすい。
一方で、主役を「診断する」に決めて、補助として関連する比較記事を一つ置くなら、読者は次の一歩を選びやすくなります。
毎記事を完璧な導線にしようとしなくて大丈夫です。まずは主役のリンクを一つ決める。公開後に読まれ方を見て、必要なら入れ替える。このくらいの運用の方が、私は続けやすいと思います。
公開後に見るのは、クリック数だけではない
CTAを変えたら、すぐに「どちらが売れた?」だけを見たくなります。
でも小型ブログの初期は、読者数が少なくて判断できないことも普通にあります。
| 見るもの | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 関連記事クリック | 次のテーマに興味を持たれたか | 商品が売れるか |
| 商品ページ到達 | 商品を確認する段階まで進んだか | 購入したか |
| アフィリエイトクリック | 公式情報や申込み先を見に行ったか | 成約・承認されたか |
| 購入・申込み・承認済み成果 | 収益化が実際に起きたか | その原因がCTAだけか |
表示回数、記事クリック、商品ページ到達、購入は、同じ数字ではありません。
たとえば商品ページ到達が増えても、商品の説明や価格、対象者が合っていないかもしれない。
逆に関連リンクばかりクリックされるなら、読者はまだ比較・理解の段階にいる可能性があります。
CTAを一度変えただけで正解にしない。変更日、対象記事、置いた文、リンク先をメモしておくと、あとから「何を変えたんだっけ?」を減らせます。
ここ、地味だけど未来の自分を助けるやつです。
まとめ:次の一歩を一つだけ案内する
CTAは、記事末の営業スペースではありません。
読者が今いる場所から、次に役立つ場所へ進むための案内です。
- 入口記事では、理解を深める記事や診断へ
- 比較記事では、選ぶための条件や公式情報へ
- 実践記事では、手順の続きや整理の道具へ
- 商品接続記事では、商品・サービスの確認先へ
毎回同じ商品を置くかどうかより、読者が今それを必要としているか。
まずは各記事の末尾を一つだけ見て、「このリンクを押した人は、次に何ができる?」と確認してみる。
私は、その一文が言えないCTAから先に外していくのがよさそうだと思っています。
